クワイ河に虹をかけた男

クワイ河に虹をかけた男】
アジア太平洋戦争下、旧日本軍が建設した泰緬鉄道---

その「死の鉄道」の贖罪と和解に生涯を捧げた永瀬隆 20年の記録

永瀬隆さんは陸軍通訳としてタイ側の鉄道建設の拠点カンチャナブリ憲兵分隊に勤務。戦後まもなく連合軍が派遣した墓地捜索隊に同行し、悲劇の全容を目の当たりにする。この経験が永瀬さんを鉄道建設の犠牲者の慰霊に駆り立てた。一般日本人の海外渡航が自由化された1964年以来、妻の佳子さんと二人三脚で巡礼を開始。タイ訪問は生涯で135回を数えた。1976年にはクワイ河鉄橋で元捕虜と旧日本軍関係者の和解の再会を成功させ、旧連合国でもその名を知られる存在となった。

もうひとつの活動の柱はタイへの恩返しだ。終戦後、タイ政府は復員する12万人の日本軍将兵全員に飯ごう1杯の米と中蓋1杯の砂糖を支給してくれた。連合軍側に内密に施された恩義に報いるため、1965年から自宅にタイ人留学生を受け入れ。1986年にはクワイ河平和基金を設立。学生に奨学金を贈り続けた。 本作品では1994年2月の永瀬さん82回目のタイ巡礼を皮切りに永瀬さんの活動を追う。永瀬さんが元捕虜や元アジア人労務者、タイの元留学生や奨学生と築いた絆。戦後処理を放置してきた日本政府への怒り。戦中派としての複雑な心情と次世代へのメッセージ。様々な葛藤を抱えながらたどり着いた長い旅路の果てに永瀬さんが見たものとは?(シアターセブンHPより)

*3/3(金)13:00(~15:04)まで、十三シアターセブンにて上映 

▪︎映画公式サイト